いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は【正月太りの原因と解消法】というお話です。
皆さん気づいていると思いますが、忘年会、クリスマスとおいしい料理とぜいたくな食事を食べ続け、普段よりもカラダを動かさない事が原因です。とはいえ、この時しか食べないものや縁起物もあるので悩ましいところです。今回は5つのポイントから見なおしていきましょう。
1．エネルギー収支の調整
食べる事で得るエネルギーが、生きるためや動くエネルギーより多すぎるために起こります。
普段でさえ、「高カロリーの低栄養」といわれる食事事情ですが、贅沢な正月料理には、塩分が多く浮腫みの原因にもなりますし、高カロリー高脂質のものばかりとなりがちです。
適切な運動や基礎代謝向上を図って、エネルギー収支を調整する事が大事です。
2．有酸素運動の重要性
有酸素運動は、脂肪燃焼を促進し、正月太りの解消には有効です。
会話しながら続けられる負荷で、30分以上の運動を週に数回取り入れる事で、代謝がアップし、余分な脂肪が燃焼しやすくなります。
3．インスリンのコントロール
今や糖尿病の方だけでなく、ダイエットにも重要なインスリン。
インスリンはホルモンの1つで、体の中で唯一血糖値を下げる働きがあります。
この効果は、正月料理が高糖質、高脂質であると、インスリンの急激な分泌が引き起こされ、糖を脂肪に転換して脂肪を蓄積します。
インスリンのコントロールを助けるためには食事の質を意識的に改善する必要があり、低GI（糖質指数）の食品や食物繊維が豊富な食材を積極的に摂取る事が重要です。
余談ですが、血糖値は食後30分でピークを迎え、2時間後には正常に戻るとされていますが、近年はピーク値から下がらない状態が続く「食後糖尿病」と言われる新たなものもあります。
この場合は、食べる順番や噛む回数など食事の取り方の改善が必要です。
正月だけでなくお祝い事の席も食べ続けやすいので覚えておくと良いですね。
4．適切な栄養バランス
正月料理は長期保存が可能とするため、塩分量も多く、栄養バランスが悪いこともあります。
これは体内の栄養不足が飢餓感を引き起こし、過食の原因にもなります。
食事の中でたんぱく質、脂質、炭水化物の適切な割合と摂食順番が大事となります。
5．適度な断食の検討
最近の研究では、適度な断食が代謝を改善し、脂肪燃焼を促進する効果が示唆されています。
味覚のリセットで食事量を少なくさせる効果もあります。
ただし、医師の指導の下で行うべきであり、無理な断食は逆効果となります。
正月料理だけではないですが、最近は味付けが濃い食べ物や、塩分だけでなく、香辛料や化学調味料が多い食べ物が、身の回りに溢れています。料理でなく、小麦粉や精製糖など材料で制限するだけでも、よく眠れる、頭がすっきりする、判断が冴える、肌がきれいになる、など得られる効果は人さまざまです。
味覚のリセットや個々の体質や健康状態にあった方法で健康的な体重管理で春を迎えましょう。
今回の内容は、【2024年2月号のまごんて通信】でも紹介した内容です。
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