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今回は【PMS(月経前症候群)】というお話です。
【PMS】とは
PMS(月経前症候群)は、月経が始まる前の数日間に起こる身体的および精神的な症状です。
PMSの症状は人それぞれ異なりますが、これらの症状は、ホルモンバランスの変動によって引き起こされると考えられています。
特に、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンが大きな役割を果たしています。
ホルモンの変動がPMSを引き起こす原因とされていますが、個人差があり、環境的要因やストレスも症状に影響を与えることがあります。
治療法としては、生活習慣の改善や食事の見直し、ホルモン療法、抗うつ薬や鎮痛薬の使用などが提案されることがあります。
一般的に以下のような症状が見られます。
A)PMSの主な症状
①身体的症状
・腹痛、腰痛
・むくみ(手足や顔がむくむ)
・乳房の張りや痛み
・頭痛や偏頭痛
・食欲の変化、特に甘いものが欲しくなる
・疲れやすさ、眠気
②精神的・感情的症状
・情緒不安定、イライラ
・気分の落ち込み
・不安感や焦り
・抑うつ
・過敏、思い込み
・集中力の低下
・睡眠の質の低下(寝つきが悪い、目が覚めやすい)
③行動的な症状
・食欲の変動(特に甘いものを食べたくなることが多い)
・眠気
など
B)PMSに関係するホルモンの変動
①エストロゲン:
エストロゲンは、月経周期の前半(卵胞期)に分泌量が増え、卵胞の成長を促進します。
このホルモンは気分を明るくしたり、エネルギーを高めたりする働きがありますが、月経前に急激に減少することがPMS症状に関連する可能性があります。
エストロゲンの低下により、抑うつや不安、イライラ感などの症状が現れることがあります。
②プロゲステロン:
プロゲステロンは、月経周期の後半(黄体期)に分泌され、妊娠を準備する役割を果たします。
プロゲステロンが増加すると、体温が上昇したり、食欲が増進したり、むくみが生じることがあります。
プロゲステロンのレベルが低下すると、PMSの症状が悪化することがあります。
③セロトニン:
PMSの一因としてセロトニンの不足も関与していると考えられています。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分を安定させる働きがあります。
月経前にホルモンの変動によりセロトニンの分泌が減少すると、気分の落ち込みやイライラ感、過食傾向などが現れやすくなります。
C)PMSのセルフケア方法
PMSの症状を軽減するために、セルフケアを取り入れることが効果的です。以下の方法を試してみてください。
①食生活の改善・見直し
バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンB6やマグネシウムを含む食品(バナナ、アボカド、ナッツ類、魚など)を摂取すると良いです。
カフェインやアルコールの摂取を控える。これらは症状を悪化させることがあるので、控えめに。
塩分の摂取を減らす。むくみを軽減するために、ナトリウムの摂取を控えると効果的です
ビタミンB6: PMSによるイライラや気分の落ち込みを軽減するのに有効な場合があります。
ビタミンB6を多く含む食べ物(例:バナナ、鶏肉、ジャガイモ)を摂ることが有効です。
カルシウム: 研究では、カルシウムがPMSの症状、特に腹痛や情緒不安定を軽減することが示されています。
乳製品、豆類、葉物野菜に多く含まれます。
マグネシウム: 血糖値の安定化を助け、食欲をコントロールするのに役立ちます。
マグネシウムを多く含む食材(例:ナッツ、全粒穀物)を積極的に摂りましょう。
カフェインの摂取を減らす: カフェインは一時的に元気にさせる反面、不安感を引き起こす原因になることがあります。
規則正しい生活: 食事や運動、睡眠などの生活リズムを規則正しくすることで、心身のバランスが整い、不安を軽減しやすくなります。
また、腸内フローラとの関連も示唆され、腸内細菌がホルモンバランスに与える影響についての研究が進んでおり、腸内フローラがPMSの症状に関係している可能性が示唆されています。腸内環境を整えることで、PMSの症状が軽減するという考え方も注目されています。
②適度な運動
定期的な軽い運動(ウォーキング、ヨガ、ストレッチ)はストレスを軽減し、血行を促進するため、PMSの症状を和らげるのに有効です。特に生理前の時期は、過度な運動を避け、リラックスできる運動を選ぶことが大切です。
ヨガやストレッチ: ヨガやストレッチは、筋肉をほぐし、心と体の緊張を解消する効果があります。特に深い呼吸を取り入れたヨガは、不安感を和らげるのに非常に効果的です。
ウォーキングやジョギング: 有酸素運動はエンドルフィン(幸せホルモン)を分泌させ、心地よいリラックス状態を作ります。自然の中で歩いたり走ったりすると、特にストレス解消に効果的です。
③リラックス方法
PMSの症状はストレスによって悪化することがありますので、特に不安感などストレス管理は重要です。
深呼吸法: 不安を感じたときに、ゆっくりと深呼吸をすることで心を落ち着けることができます。
腹式呼吸を意識して行うと、リラックス効果が高まります。
瞑想やマインドフルネス: 瞑想やマインドフルネスは、思考を整理し、現在に意識を集中させることで、不安感を和らげる効果があります。
毎日の短時間の実践でも効果を感じやすいです。
アロマセラピー: ラベンダーやカモミールなど、リラックス作用のある精油を使ったアロマセラピーは、心を落ち着けるのに役立ちます。
ディフューザーを使ったり、バスタイムに精油を使ったりする方法があります
温熱療法も有効です。
温かいお風呂に入ったり、ホットパッドやカイロで腹部や腰を温めることで、痛みを和らげることができます。
深呼吸や瞑想、マッサージ、アロマセラピーや香りなど、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。
④睡眠の質を向上させる
良質な睡眠はホルモンバランスに重要です。睡眠不足は不安感を悪化させることがあります。毎晩規則正しい睡眠を心がけ、睡眠時間を十分に確保し、寝室の環境をリラックスできる環境に整える(温度調整や暗く静かな場所、快適な寝具)ことが効果的です。
寝る前のスクリーンタイムを減らす。ブルーライトが眠りに影響を与えるため、寝る前1時間はスマートフォンやPCの使用を避けましょう。
⑤サプリメントの活用
カルシウムやマグネシウムのサプリメントを試すことも効果的です。
これらはPMSの症状を軽減する助けになることが研究で示されています。
ビタミンB6やビタミンEも、特に情緒不安定な症状に対して有効だとされています。
イブニングプリムローズオイル: PMSの症状(特に乳房の痛みや不安感)を和らげる可能性があるとされるオイルです。
サフラワーオイルやビタミンE:化粧品にも使われていて、一部の研究でPMSの症状を軽減する効果があることが示されています。
ビタミンB6: ビタミンB6は神経の健康をサポートし、PMSによる気分の浮き沈みや不安感を軽減するのに有効とされています。
カモミールティー: カモミールにはリラックス作用があり、気持ちを落ち着けるのに役立ちます。
寝る前に温かいカモミールティーを飲むと、リラックスして眠りやすくなります。
サフラワーオイル: PMSの症状全般に有効とされるサフラワーオイルも、不安感を軽減する可能性があります。
栄養素の摂取がPMSに与える影響についての研究も進んでいます。
特に、ビタミンB6やカルシウム、マグネシウムがPMSの症状を緩和する可能性があることが示されています。
最近では、特定のサプリメントがPMS症状の軽減に役立つことを示す研究も増えてきています。
PMSの症状を軽減するために使用される植物性の治療法についても多くの研究が行われています。
例えば、サフラワーオイルやイブニングプリムローズオイルが注目されています。
これらの自然療法がPMSの症状に与える影響を評価する研究が進んでおり、一定の効果が期待されています。
⑥ハーブ療法
チェストベリー(チェストツリー)というハーブが、PMSによる症状を緩和するとされています。サプリメントやお茶で摂取できます。
アロマのカモミールティーやラベンダーオイルも、リラックス効果があり、PMSの不安やイライラを軽減する助けになります。
⑦症状の記録
自分のPMSの症状を日記やアプリで記録しておくことで、どのタイミングで症状がひどくなるのか、生活習慣がどう影響しているのかを把握できます。これにより、より効果的なセルフケアを行うことができます。
⑨薬物療法
不安がひどくなる前に、必要であれば医師に相談して、薬物療法を考慮することも選択肢の一つです。
抗うつ薬や抗不安薬、ホルモン治療などが適切に処方されることがあります。
鎮痛薬: 腹痛や頭痛を和らげるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用することがあります。
ホルモン療法: 重度のPMSの場合、ホルモン療法(例:ピルなど)が処方されることがあります。
ホルモンの変動を安定させ、症状を緩和します。
最新の研究では、PMSの症状を軽減するためのホルモン療法が、より精密に調整されつつあります。
個々のホルモンのバランスを詳しく調べることによって、より効果的な治療法が開発されていることがわかっています。
特に、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが重要であるとされています。
抗うつ薬: PMSによる強い気分の変動がある場合、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ薬が役立つことがあります。PMSが精神的な症状(不安や抑うつなど)に影響を与えることが多いため、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)のような抗うつ薬が研究されています。
最近の研究では、これらの薬がPMSに伴う感情的な不安定を軽減する可能性が示唆されています。
⑩ 医師への相談
症状が重い場合や日常生活に支障をきたす場合は、婦人科や専門医に相談することをお勧めします。専門的なアドバイスや治療が必要な場合があります。
⑪サポートの利用
カウンセリング: 不安が長期間続く場合、心理的なサポートを受けることが有効です。
カウンセラーや心理士と話すことで、PMSの症状や不安について理解を深め、対処方法を見つけることができます。
友人や家族とのコミュニケーション: 不安を感じたときに、信頼できる人と気持ちをシェアすることで、軽くなることがあります。孤独感を避けるためにも、サポートを求めましょう。
D)まとめ
PMSの症状は一時的なもので、生活習慣の見直しやセルフケアを通じて緩和することができます。
食事や運動、リラックス法を試してみることで、症状の軽減が期待できるでしょう。
もし症状がひどくて生活に支障をきたす場合は、医師に相談することをおすすめします。
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