今日もブログを読んでいただいてありがとうございます。
今日は、【骨盤矯正の効果とは?1回で効果はない?】というお話です。

当院は産後整体の一環で、体質・体調の改善目的での骨盤矯正を行っております。
そのなかで、ダイエットなど美容効果を伴うことがございます。
このため、美容目的を追求した骨盤矯正ではございません。

そもそも骨盤矯正とは?
当院で行っている骨盤矯正は、AKAという手技の一部と筋力の一部を合わせて用いるオリジナルのものです。
全身の要となる骨盤の安定化と左右差などバランス調整効果を狙った骨盤矯正です。

「骨盤」を1つの骨の塊と思っている方もいらっしゃると思いますので
少しお話しすると…
解剖学での「骨盤」と言う骨の名称は存在せず
お尻を形作る左右にある「腸骨」(坐骨と恥骨結合まで含む)と
その2つの腸骨を結び、背骨と頭側に連結する「仙骨」と

仙骨の尾側末端から、はじまる皆さんが「尾てい骨」と呼ぶ「尾骨」と
いう3つの骨で構成されるのを「骨盤」と呼びます。
この3つの骨で構成されるところが、骨盤矯正するに当たり
大きなポイントとなりますので、興味があれば覚えておいて下さい。

この3つの骨はお腹側は「恥骨結合」と呼ばれるところで繋がり、
お尻側では「仙腸関節」と呼ばれるところで繋がっています。

この繋がりの部分は、人間の身体の動きに応じて、僅かながらに動きがあります。
筋肉が作用して、骨を動かすことで人間の動きとなりますので、全身の関節や骨に繋がり(結合)があることが、
しなやかでスムーズな人間の身体の動きを実現しているのです。
ここはロボットでは真似できないと言われている人間の特徴の1つです。

このスムーズさが時々、失われるときがあります。
動いた際に経験があると思いますが、「ポキッ」と音がする時がありますね。
この「ポキッ」と言う音は、骨がずれた訳ではありません。
関節や骨の繋がりが元の位置に戻った時に発生する音なので、それほど心配する事ではありません。

一時的に今までしなやかでスムーズに動いていた、関節や骨の繋がりが動きを失い、少しとどこおった状態から
筋肉を動かした際に、元の位置に急激に戻ると音がなることが良くあります。

骨同士がぶつかったりして発生する音ではないので、心配しないでくださいね。

骨盤を構成する3つの骨、それらが繋がる部分は非常に小さな動きを持っているのですが、
時になんらかの理由で小さな動きが失われる事があります。

大きくとどこおる、固まると言うイメージです。
「ポキッ」と言う音と共に、元通りの位置に戻れるレベルでは問題ないのですが、
それ以上にとどこおり、固まる状態で自力では元通りの位置に戻れない状態。

これを「ゆがみ」と表現していて、他の力を用いて元の位置に戻していく。これが矯正になります。

正常な位置には戻りやすい。
人間の筋肉や骨格は、優秀で非常に良く出来ているんです。

簡単にずれたり、ゆがんだり、外れたりすることは…
滅多にないもので柔軟性を保ちつつ、骨同士の繋がりは強力に維持されているものです。
簡単に関節が脱臼したりしないのは、そういう理由です。
しかしながら、不幸にも脱臼などは起きたりします。
自分でも何例かの脱臼に対応したことがありますが
人間の骨格は
「異常な位置から正常な位置には戻りやすい」
ように作られているんです。
脱臼を治す(整復)する際には、それほど大きな
力を必要とはせず、正しい方向にゆっくり動かすだけで簡単に元通りになります。

当然ながら、関節が外れていますから…
初体験の人はパニックになりますが、痛いと言うよりはビックリしてパニックになるのと同時に、
異常な状態で苦しく感じるような感じになります。

骨盤の繋がりでは、脱臼なようなことは起きませんが
先ほども申し上げたとおりですが
「異常な位置から正常な位置には戻りやすい」
ので、それほど大きな力を必要とはしないんです。

適切なゆがみを把握し、正しい方向と方法で矯正が
行われれば、矯正は非常に簡単に効果を得られます。

ポイントは筋肉の記憶力!
骨のゆがみやズレは骨だけで考えると非常に簡単に元通りになっていきます。
しかし、骨だけで人間の動きが行われる訳ではなく、骨を動かす「筋肉」があるからこそ、動く事が出来る。
人間の筋肉は、自分の意思で動かせる筋肉と自分の意思では動かせず、自動的に動く筋肉があります。

難しい言葉で「随意筋」と「不随意筋」と言います。
この筋肉には、記憶する性質を持っていて元に戻ろうとする記憶が存在しています。
「形状記憶」と言う言葉に馴染みがあると思います。
この記憶が間違った姿勢からの位置関係で、間違った記憶として残っているために、特に骨盤のズレ、ゆがみを起こす原因ともいえるところなんです。

骨盤のズレやゆがみは、一夜にしておきることはありえません。
日常生活での習慣、クセなどでの姿勢で徐々に起きてきます。
筋肉の記憶能力と自家矯正力のおかげでズレたり、ゆがんだりしても正常な位置に戻してくれます。

これは、自分の意思でできることはないので…
自動的に動く「不随意筋」のおかげでもあります。
身体に異常が発生したとき、自然とかばう動きをします。
痛みだったり、固さやだるさでいつも通りの動きが出来ないとなると、その自動的に動く筋肉が徐々に異常な位置を記憶していきます。

徐々に記憶のズレが生じてくるわけです。
異常な位置を長い期間記憶すると、骨盤を正常な位置に矯正したところで、骨盤についている筋肉が、その長い期間の記憶で異常だった位置に戻ろうと自動的に動くことになります。

そうなると、1度に記憶をリセット出来ないことになるんです。
記憶とは、何度も何度も繰り返すことで記憶出来ますね。

反復学習と言うもので、自分でも勉強では念仏を唱えるように何度も何度も、独り言を言ってた記憶があります。

脳への記憶と同時に筋肉も記憶。

何度も何度も「この位置が正しいんだよ」と教える事を繰り返さないと、正常に記憶してくれないのです。

骨盤体操やストレッチは予防効果のため
最近は健康志向が強く、骨盤矯正に関する様々な方法やグッズが存在しています。

「綺麗な姿勢を作りには骨盤から…」と良く言われますが、その通りだと思います。

ご自身でストレッチや柔軟体操、骨盤体操などを実践されるのは素晴らしいことですし、是非続けていくこと
が大切だと思います。

自分もそうですが、健康に良い、身体に良いと分かっていても、その継続が難しい…のも現実です。

そうした体操は予防の為で、すでに骨盤のゆがみがある状態で、腰痛のために体操とするのは、悪化させてしまう
危険性があるのでご注意いただきたいと思います。

腰痛ベルト、骨盤ベルトを使用する場合にも注意が必要で、
一時的にベルトを使うのは全く問題ないのですが、長期間使い続けると、ベルトが骨盤を支える筋肉の役割
をしてしまいますので、筋肉が弱る危険性が出てきます。

「楽だから…、安心できるから…、ずっと使ってますと言うことは
筋肉のサポートをしてくれているので楽なんです。

腰痛や産後で一時的に使用する場合は問題ないのですが、
いつかはベルトを外す必要が出てきますのであまりベルトに頼ってしまうと、筋力が弱くなり
再度、筋肉を強化するようにしないといけなくなることを覚えておいて欲しいです。

1人で悩まず、体の不調や痛みのお困りの時は、お早めに
鹿児島市上荒田にある「まごんて整体院」へご相談ください!
健康長寿、症状改善に向けて、まごんて整体院で一緒に頑張りましょう!
最後までお読み頂きましてありがとうございます。

良い1日をお過ごしください。