今日もブログを読んでいただいてありがとうございます。
今日は、【天気が悪くなると何故?体調不良になるの?】というお話です。
天気痛、気象病などとと言われている状態です。
これは、具体的な疾患や病気とされるものではなく、
天候の影響を受けて、体調のリズムが崩れてしまうケースが
多く見られるので、そのような俗称がつけられています。
特定の症状に限定されることがないため、患者さんからお聞きする認められる状態も
多岐にわたります。
・持病の神経痛が痛み出す
・頭痛が起きてくる
・痛みが更に強く痛んでくる
・過去の骨折した場所(古傷)が痛む
・交通事故で負った傷が痛む
・手術の痕(あと)が痛む
・耳鳴りが悪化する
・ひどい吐き気がする
・めまいが悪化して起き上がるのも一苦労する
・リウマチや関節痛が更に痛む
今まで回復した痛みや、現状抱えている痛みなどが、特に理由もなく、天気や温度の変化で悪くなったそんな気がする。
これらは『身体と気圧の変化の関係性』と言われています。
1)外圧と内圧
人間の身体にも「内圧」が存在しています。
我々が暮らす地球上にも、天候を左右する気圧の変化があり、
高気圧であれば、人間の身体は高い圧力で押され、維持されます。
低気圧であれば、体内の内圧も減り言わば…膨張したような状態になります。
サポーターや包帯、圧力を与えるアンダーウェアなどで、
身体を圧迫すると、状態が緩和されることがあるのと同じですね。
高圧力で圧迫すると固定され、安定するので痛みが出にくい状態になる。
これが、高気圧下での人間の身体の状態です。
小さな傷でも、その部分が膨張すると小さな傷が膨張した分、大きくなります。
身体の組織にダメージを負っていて、その傷のように
高気圧で圧迫されていると小さく痛みにも気がつかない。
それが低気圧となり、圧迫が減り膨張して痛みが再発してしまう…
この気圧の影響で症状が悪化することを言います。
2)気圧の変化と自律神経の関係
人間の身体は、安定した環境を好みます。
これは多くの方が「自分の寝床は安心する」と感じるようにいつもの習慣化されたサイクルを好む性質があります。
気圧の変化、気温の変化もゆっくり変化する分には、特にストレスを感じることはないのですが、
急激な気圧の変化、例えば台風が来たとき、最近では珍しくなくなっている10℃以上の寒暖差…
こうした変化に人間の身体はストレスを感じます。
どちらかというと医学や生物学よりも物理学の範囲になるかもしれません。
新しい考え方ではなく、遙か昔からこの考えは存在していて、東洋医学理論でも外からの要因と言う意味での「外因」と説明しています。
高層ビルのエレベーターや飛行機に乗った際にも感じられることですね。
こうした身体への負担は、調節作用を担う自律神経系に負荷をかける要因にもなってしまいます。
3)低気圧で体調不良となりやすい人の特徴
最も気象病としていわれるのが『めまい』です。
特に乗り物酔い、船酔いを起こしやすい方は要注意です。
バランス感覚を保つ為の「三半規管」と呼ばれる器官が耳の奧の方に存在しています。
この「三半規管」と「小脳」が頻繁に神経を介し、人間のバランス感覚を保っている。
身体の表面からみれば、耳の奧の方から後頭部首になる部分です。
この部分の状態が良好であればいいのですが、この周辺の筋肉がこわばったり、硬く伸びないなど、状態が良くないと
神経伝達がスムーズに行かず、めまいを起こしやすくなります。
この辛さは、ご本人じゃないと理解出来ないものです。
4)自分でできるセルフケアは?
こうした状態の際にはセルフケアとしては
① 耳の外側をつまみ、ゆっくりと全方向に伸ばすようにする。(これを5回くらい繰り返す)
② 人差し指もしくは中指を耳の穴にいれ、全方向にゆっくり拡げるようにする。
③ 口を大きく開けて、顔の体操をする
※アゴが痛い人は無理にしないでください→顎関節症の可能性があります…。
当院での整体で、こうしためまいに対するアプローチで
最も大切にしているのが、頚椎=首の骨の動きです。
首が回るから、ちゃんと動いてるよね?
一般的にはそう思うのですが、強いめまいを持つ方の
多くが「上部頸椎」と呼ばれる第1・第2頚椎の動きの悪さ及び緊張が強くあります。
横になっていて、頭の位置を変えるだけでめまいがする。
そんな方も来院していますが、めまいは改善方向に進んでいます。
寝返りが打てない…
こんな不自由なことはありませんので全力で改善できるようにしております。
それ以外で気圧の変化で不調を来す場合
気圧の変化、気温の変化で
痛みが再発すると言うことは改善出来ていない証です。
古傷のようなものであれば、積極的に患部の血流を良くするようにします。
主に物理療法と呼ばれる改善方法が用いられます。
ここで思い違いが頻繁に認められるので
説明しますと…
そうした治療方法・施術方法が優れているわけではなく
しっかりとその原因・状態を把握した上で適切な方法を用いることで、結果が得られます。
同時に、こうした痛みの再発するコンディションだと、過労・疲労の蓄積、生活サイクルの乱れ、睡眠不足などの
生活習慣のバランスを崩していることが多く認められます。
まずは、今までの生活習慣を一定期間、回復する期間として習慣を整える事から実践します。
特に今の生活習慣が良くないと言っているわけではありません。
「一定期間、回復が得られるまでは無理は避けましょう」ということだけなんです。
身体の回復は、自然治癒力に由来するケースが殆どで、その力を十分に発揮する為には、体力を養う必要があります。
その為の休養がまずは優先されます。
これをご理解される方が多いのですが、実践される方は少ないのが現状です。
命に関わる状態や適切な処方箋が存在しない場合、強制的な入院となるのは…
多くのケースで実践がなされないからなのです。
1人で悩まず、体の不調や痛みのお困りの時は、お早めに
鹿児島市上荒田にある「まごんて整体院」へご相談ください!
健康長寿、症状改善に向けて、まごんて整体院で一緒に頑張りましょう!
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
良い1日をお過ごしください。