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今日は、【捻挫と応急処置】というお話です。

捻挫とは、
関節に力が加わっておこるケガのうち、骨折や脱臼を除いたもの、
つまりX線(レントゲン)で異常がない関節のケガは、捻挫という診断になります。
したがって、捻挫とはX線でうつらない部分のケガと言い換える事も出来ます。

具体的には、
靭帯や腱というような軟部組織といわれるものや、
軟骨(骨の表面を覆う関節軟骨、
間隙にはさまっているクッションである半月板や関節唇といわれる部分)のケガです。
引用:日本整形外科学会『捻挫』

捻挫や打撲など、外傷の発生率は、スポーツを積極的に始める小学校高学年が最も多く、手や指の突き指がとても多いです。
小学校高学年が最も多い理由としては、
小学校に入ると勉強のために座ることが増え、姿勢が悪くなることで綺麗な動きができなくなったり、自分が思っている通りの動きができなるくなることが原因ではないかと考えられています。
その証拠に、小学校入学を境目に運動機能の差が運動部の子とそうでない子で年齢とともに大きく開いていきます。

次に、捻挫が起こった時の正しい処置について説明していきます!

POLICE処置について、
スポーツの現場では、プレー中の選手が打撲、捻挫などの外傷を受けることがよく起こります。
従来は、RICE(Rest; Ice; Compression; Elevation)処置を使用していましたが、
近年では、POLICE処置が怪我直後の手当てに最適な処置方法であると言われています。
怪我が発生した直後に、適切なPOLICE処置をすることが、
患部の傷害の深刻化を防いだり、
早期治癒につながるので、
POLICE処置は、スポーツ選手の現場復帰を早めるためにも、とても重要なものです。

POLICE処置とは
P:Protect(保護)
ヒトの身体は、怪我などの障害を受けると、すぐにその外傷を回復させようとする反応を起こします。
患部をギブスや包帯、三角巾または装具などで保護することにより、損傷の深刻化を防ぎ、2次的傷害を防ぐことができます。
痛みが強くないからと選手が自己判断をして、そのまま練習や試合を続けることで、後により大きな障害を引き起こす原因となることもあります。

OL:Optimal Loading(適度な運動)
組織の修復を促し、回復を早めるために、患部に適切な運動負荷をかけ血液の循環を促します。
血液は、酸素や栄養素など怪我の修復に必要な要素を運ぶ役割を果たします。
また、運動を行うことで筋肉の萎縮を防ぎ、循環を保ちます。

I:Ice(冷却)
怪我を負った患部を冷やすことで、
痛みを減少させること、
また、内出血や腫れを最小限に抑えること
が目的です。
冷やす時間は、アイスバッグなどで約15分〜20分を目安に患部を冷却しますが、
患部の感覚は、1. 冷たい 2. 痛い 3. 温かい 4. ヒリヒリする 5. 無感覚 と変化します。
感覚がなくなっても続けていると、凍傷になる恐れがあるので、時間は一つの目安として、その人の感覚で冷却時間は決定した方が良いです。

C:Compression(圧迫)
適度な圧迫を幹部に与えることで、腫れや炎症を最小限にすることを目的とします。
圧迫する時は、身体の端から身体の中心へ、圧迫しすぎると循環機能に障害を与えてしまう可能性があるので、皮膚の色や温度などを確認することが大切です。
もし、皮膚の色が青白く変化したら、患部の圧迫が強すぎると判断して、圧迫の強度を緩めます。

E:Elevation(拳上)
患部を心臓より高い位置に拳上することにより、患部の腫れや炎症が大きくなるのを防ぎます。
足に外傷を受けた場合は、硬すぎないクッションなどを使用して、患部を心臓より高く挙げると効果的です。

引用:リーブはり灸整骨院『スポーツ障害とスポーツ外傷』

捻挫が起こり、その場でできることは、まず冷やすことです。

その後に、テーピングや固定材で保護をしたり、
捻挫の治り具合を見ながら、適切な負荷を加えることで早期回復が可能になります。

一昔前までは、RICE処置と言って学校でも習うほどでしたが、
医療の進歩とともに常識も変わっていっています。

正しい処置をして早期回復を目指しましょう!

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