今日もブログを読んでいただいてありがとうございます。
今日は、【整体院と整形外科どちらがいいの?】というお話です。

肩こりや腰痛などの際は整形外科を受診するか、整骨院に行くのが良いといわれています。
だけども、どちらに行けばよいのか、迷った経験はありませんか?
最近のSNS上では
「肩が痛いときは整形外科? 整骨院?整体院?」
「整形外科、整骨院、整体院の違いが分からない」
という内容の声が上がっています。

 そもそも、整形外科と整骨院や整体院は何が違うのでしょうか?
それぞれ、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか??
そんな点から書いていきます。

みなさん、体が痛い時に真っ先に思い浮かぶ治療院はどこですか?
もちろん、信頼関係ができている先生が周りにいらっしゃれば、そこにまずは診て貰えばいいと思います。
しかし、あまり治療院に行くことに慣れてない方は、初め病院に行こうと思う方が多いと思います。

よく、患者さんから整骨院と整形外科は初めどっちにいった方がいいの?
と聞かれることがよくあります。

なので、その事について初めはどちらが良いのか?
また、何故なのかなどをお答えして行きたいと思います。

まず違いについてのお話から
結論A):整形外科はさまざまな治療に対応できる。
整形外科と整骨院の違いについて、教えてください。それぞれどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

①整形外科の場合
整形外科では、医師が診療を行っています。
医師になるには、大学の医学部に入学後、6年間、医学に関するさまざまな知識を得た上で国家試験に合格する必要があります。
医学部では、さまざまな分野を学ぶため、国家試験に合格すれば、整形外科医に限らず、他の診療科の医師に自由に転向が可能です。
つまり、整形外科医は外科手術や薬物療法、リハビリテーションなどの治療全般を行うことが可能です。
ただし、医療を広範囲にわたって学んでいるため、肩こりや腰痛に関する手技療法を行うことは基本的に得意ではありません。
そのような症状に関しては、理学療法士や柔道整復師に施術を指示して治療をするケースが多いです。

②整骨院、整体院の場合
整骨院では、柔道整復師が診療を行っています。整体院は無資格でもできますが、当院は国家資格を2つ持つ院長が行う整体院です。なぜ整骨院でないかというと、外傷に偏ってしまう点と厳しい広告規制の影響で救うべき人たちに施術を提供しにくい環境だったからです。

柔道整復師は、専門学校で3~4年学ぶか、4年制大学を卒業後、国家試験に合格すると、資格を取得することができます。

骨折や脱臼、捻挫や打撲の初期治療のほか、捻挫や打撲に対する手技療法、テーピングなどの非外科的な治療が可能です。
柔道整復師は、腰痛や肩こりなどの症状を和らげる施術を行うことが比較的得意です。
整骨院に勤務するだけでなく、医師の指示の下で病院やクリニックでリハビリテーションを行うことも可能です。

ただし、薬の処方や注射、出血を伴う傷の処置、外科手術などを含むその他の医療行為は行えません。
また、慢性的な施術に関して、本来は保険治療で行うことは許可されていません。
医師よりも治療理論や知識の統一化が行われていないため、柔道整復師によって技術にばらつきがあります。

このようなことから、湿布などの外用剤や内服薬を求める場合のほか、注射や手術などの治療が必要な場合は整形外科を受診することをお勧めします。

この段階を過ぎて、整骨院での治療が選択肢に入ってきます。
整形外科における物理療法やリハビリテーションに該当する行為が整骨院で行われます。
その方法はさまざまで鍼灸(はりきゅう)院を併設している場合は鍼灸による治療を行うことがあります。
自分に合う整骨院を選ぶことをお勧めします。

1つ注意しなければいけない点は、整骨院の場合、慢性疾患に対して国民皆保険制度を利用する治療が認められていないため、治療はすべて自費となります。

次に、整骨院で国民皆保険制度による治療が認められている骨折や脱臼の初期治療、捻挫、打撲に関してですが、これらの症状についても、最初は整形外科を受診することをお勧めします。整形外科ではギプス固定やリハビリテーションによる治療のほか、手術を行うこともあります。また、手術に関する技術だけでなく、手術適応に関しても日々進歩しています。

最初に整形外科を受診し、治療方針を聞いた上で、納得できなかった場合には整骨院の前に他の整形外科を受診することをお勧めします。それでも納得できなかった場合は整骨院での治療も選択肢に入れても良いと考えます。しっかりと考えて納得した上で選択してください」

1)痛みが出た時の初診はどちらがいい?
まず初めに、痛みが出た時に初めにどこにいいた方が良いのかいうと。

結論から言うと病院(整形外科)に行きましょう。
先述のように、整形外科医は柔道整復師よりも幅広い医学知識を持っているからです。

具体的には、病院では画像診断や血液検査があるから内部から判断できます。
画像診断とは「レントゲン」「CT」「MRI」などのものです。
画像診断は骨折、脱臼などといった急性の外傷性を瞬時に判断できます。

例えば、肩こりと思っても、実際には頸椎(けいつい)症が原因だった場合のほか、腱板(けんばん)断裂などの器質的疾患、肺がんや心疾患などの内科疾患が隠れている場合があります。
そのような疾患を見つけるためには、幅広い知識とともにレントゲン検査やMRI(磁気共鳴画像法)検査などの画像診断、採血や心電図などの生理検査が必要となります。
整形外科ではそのような検査をすることが可能ですが、整骨院では行うことができません。

検査の結果、医師が、明らかな器質的疾患や内科疾患がなく、機能的な障害による症状と判断した場合、その後の治療は受診する整形外科によってさまざまです。

例えば、痛み止めや湿布、低周波治療器などを使った物理療法のほか、ブロック注射などを行う整形外科が多いです。
また、漢方薬を使う整形外科のほか、理学療法士や柔道整復師などによるリハビリテーションを行う整形外科もあります。
このように行われる治療は幅広いため、患者さんの満足度もさまざまです。

整骨院では、骨折の治療などは保険診療でできるのですが、医師の診断が必要になるのでどちらにせよ病院にいく必要があります。
特に、転んだり、ぶつかったりとひどい痛みの場合は、骨折や靭帯損傷を起こしている可能性もあるので画像診断をして見ることをお勧めします。

他にも、あまりにも激しい腰痛や背部痛は、内臓器疾患がある可能性もあります。
血液検査では炎症に関する数値や疲れが影響する数値を基準値と比較して判断されます。
継続して通院している病院があれば、前回のと比較して経過も見てもらえます。

整形外科の先生が内臓器疾患などを疑った場合は、他の科の病院を紹介してくれますのでそこでしっかりと検査を受けていた方が安心できますし、今後の治療計画をたてやすくなるメリットがあります。
鋭い、激しい痛みがあった場合は、まずは整形外科などの病院に行きましょう。

本来、整形外科で治療を受けるべき症状なのに整骨院で治療を受けた場合、どのようなデメリットが生じる可能性があるのか?

例えば、整骨院で施術を受けていた患者さんが、後に整形外科を受診した際に、初期に手術する必要があった病例などが見つかるケースがあります。
その場合、手術をする時期を逃したことで、骨折の変形治癒が起こり、恒久的な障害が残ったり、複雑な手術を追加で行ったりする可能性も考えられます。
また、内科疾患が隠れていた場合、整骨院では発見が遅れる可能性がより高くなるため、最悪の場合は命に関わる危険性も出てくると考えます。

整形外科を受診するデメリットだと感じる点は、治療のガイドラインが示されているものが多く、標準治療が重視されるため、個人的な考えに基づいた治療がしにくいことです。
反対に、整骨院の場合、治療に対する考え方が多岐にわたり、比較的自由に手技療法の選択ができます。

いずれにしてもリハビリテーションを含む手技療法にはさまざまなものがあるため、整骨院、整形外科と2つに絞ることは難しいです。
効果的な治療を受けるためには、どのような柔道整復師(整骨院)、整形外科医、理学療法士に出会うかが重要だと考えます

2)整体院に行くタイミングや痛みの種類は?
では、整体院はどんな時に利用するべき?と思った方もいらっしゃると思うので説明して行きます。

ズバリ、整体院に行く時は…

「整形外科で手術はする必要はない」

あるいは

「なるべく手術はしたくない」といった時や

病院に湿布や痛み止めをもらったが症状がなかなか改善しない場合は是非とも整体院を利用してみてください。

理由としては、
湿布や痛み止めを貼ってもなかなか改善しないのは、痛みがでている場所に症状がないからです。
そのため、いくら頑張って、湿布などを張ってもあまり効果がありません。

次に手術をしたくない人ですが、病院の先生の大きな役割としては、診断、薬の処方の決定と手術にあります。
すごく患者さんを見る数も多く、多忙です。
以前は「3時間待ち3分診療」などどとも言われていました。
僕らのように手技のような施術はしません。

なので、病院の方法と違う整体院の方法で、手術をしないでも良いように改善する方も多くいます。

整形外科と整骨院を併用して通院しても問題ないのでしょうか。

国民皆保険制度を利用する場合、整形外科と整骨院の併用は重複治療となるため、基本的に望ましくありません。
整骨院を自費診療にすれば併用での利用は可能です。

ただし、一般的に整形外科と整骨院の併用は困難なことが多いです。
なぜなら、整形外科での治療方針と整骨院での治療方針を完全に一致させる必要があるからです。

体の状態はM治療により少しずつ変化しますが、その状態を互いに把握し、連絡を密に取り合うことができる状況でなければ、併用は困難で、互いの意見に違いが出ると、患者さん自身もどちらの言うことを聞けば良いかが分からなくなって板挟みとなりがちです。
実際に、整形外科医と柔道整復師の意見が対立するケースも散見されます。

整形外科と整骨院は得意とする分野が違うため、互いにリスペクトした上で、協力関係を結び、患者さんの治療に当たることが望ましいと考えます。

日本には数多くの素晴らしい手技療法があります。
繰り返しにはなりますが、整形外科と整骨院が互いに協力し合う関係性を築くことが、患者さんにとって一番良いことではないでしょうか。

まとめとして、痛みが出た場合はまず、病院にいき画像診断を受け、先生の指示に従ってみましょう。それでも改善しない場合は、病院の方法とは違う整体院や鍼灸院などで対策してみるのがオーソドックスな流れとなります。

1人で悩まず、体の不調や痛みのお困りの時は、
鹿児島市上荒田にある「まごんて整体院」へご相談ください!
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