今日もブログを読んでいただいてありがとうございます。
今日は、【ストレッチの重要性】というお話です。
セルフケアの中でも取り掛かりやすいストレッチ。
これは間違えても大きなダメージにならないという利点もあってお伝えしやすいのです。
だからこそ、ポイントを理解して取り組んでほしい部分にもなります。
1)ストレッチ(ストレッチング)というのは、
医療やスポーツでいうと、意図的に関節を動かしたり、筋肉を伸ばして柔軟性を高める運動の事を言います。
また、関節可動域も広く使うための運動にもなります。(⇒当院では運動可動域ともいいます)
以前は柔軟体操とも言われていました。
最近ではセルフケアとも呼ばれる事もあります。
また、整理運動や準備運動としてスポーツ等をする前に行われることもあります。
2)ストレッチの効果
硬くなった筋肉の柔軟性を高めて、関節の動きをスムーズに行わせる効果があります。
最近では、リラクゼーション効果も明らかになっていますし、美しい姿勢の保持にも欠かせません。
3)ストレッチの種類
①スタティック(静的)ストレッチ
→自分で行い、ゆっくり動かしながら伸ばす。
一般的にいわれる伸張しつづけるストレッチのこと。一定時間止め続けたりする一般的なイメージしやすいストレッチのタイプです。効果としては、クールダウン、目覚め、就寝前に有効。
②ダイナミック(動的)ストレッチ
→自分で行い、動きを伴い、反動を用いない。
ゆっくりしたリズムで行う、主動筋に対しての拮抗筋の伸張でラジオ体操など。もっと反動をつけて行うのが、バリスティック・ストレッチというタイプでこれはウォームアップに有効。
③パッシブ(受動的)ストレッチ
→ パートナーと一緒に行い、姿勢を固定してもらい抵抗をかけて行う。
別名パートナー・ストレッチといい、相手の力を利用するので可動域の範囲が広がりやすい。運動前後の補足としてウォームアップ、クールダウンに有効。
④PNFストレッチ
→ 主動筋の収縮後(軽い収縮)に主動筋をストレッチすることで、短時間で可動域を広げる。競技前のウォームアップに有効。
注意点として、リラックスさせる、正しいフォーム、息を止めない、痛みを誘発させない(痛気持ちいいは良い)。
簡単ではありますが、参考にしてくださいね。
実技では、PNFストレッチは変化が分かりやすいので有効です。
例えば、ハムストリングスでするなら、ストレッチする角度を変えながら、内側ハム、外側ハムで分けて行うと、より変化がわかりやすくでます。
これらの4つを場面に分けて使い分けて、運動を行う前後にウォームアップやクールダウンで行ったり、健康の保持増進やリラックスや疲労回復にも効果が期待できるとされています。
以上の事から、ストレッチの種類や効果を知る事でストレッチの重要性がわかりますが、ストレッチは「継続してこそ意味」があります。
残念ながら、1日2日おこなったからといって、すぐには効果は出ません。
それは、硬くなった筋肉や、こじれた歪みなどは体がその悪い状態を覚えてしまっており、さらには筋肉には伸張反射といって、伸ばされたら縮まろうとする性質を持っています。
いくらその場でこれでもかと伸ばしたところでその分、元の状態に戻ろうとするのです。
では、ストレッチは意味がないのではないか?というとそうではなく、
幸いなことに、筋肉には形状記憶機能という性質も兼ね備えています。
その悪い状態を覚えてしまった癖を、毎日の繰り返しで徐々に良い状態を覚えこませていくことも可能なのです。
そうすることで、長年積み重なった癖を少しずつ矯正することにより、良い状態をキープすることが可能になります。
当院では、施術の中でもストレッチは沢山取り入れていきます。
その効果を最大限に発揮してもらえるように、また症状が改善した後の再発防止の観点からご自宅でも安全に無理なく続けることが出来るストレッチの指導をしております。
それが当院が考える「患者様との二人三脚で改善」させていくことだと考えております。
いつでも遠慮することなく気軽に質問して下さいね。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
良い1日をお過ごしください