今日もブログを読んでいただいてありがとうございます。
今日は、【心から喜ぶ健康長寿】というお話です。
振り返ると昭和初期から、衛生面や栄養状態が改善し、医学の飛躍的な進歩もあり、早期発見早期治療の下、平均寿命が更新し続けてきました。
現在日本での平均寿命と健康寿命の差は、女性約12年、男性約9年という調査結果です。(2019年データ)
そのなかでも当院が関われるところは、歩行・バランス能力の支援を中心に、
二つの寿命の差分を埋め、健康を害した状態で過ごす数年間をどうにかしたい！
当院は『最後の日まで自立した理想とした生活を送る支援をする』という使命と、
その為に『骨格と筋肉を整え、バランスよく栄養・休養(睡眠)・運動を習慣化する』という治療理念があります。
そして、これを実現する為にもう一つ大切なことがあります。
横井也有（尾張藩の武士、国学者、俳人 1702〜1783年）の 「健康十訓」
1.少肉多菜（肉より野菜を多く食べる）
2.小塩多酢（塩より酢を使う）
3.小糖多果（砂糖を減らし、果物を食べる）
4.小食多噛（食べ過ぎず、よく噛んで食べる）
5.小衣多浴（薄着にし、風呂によく入る）
6.小車多歩（車をあまり使わず、よく歩く）
7.小憂多眠（くよくよ悩まず、しっかり眠る）
8.小憤多笑（あまり怒らず、よく笑う）
9.小言多行（あれこれ言うより行動する）
10.小欲多施（欲張らず、人に与える）
これは江戸時代に記されたものですが、現代医学に照らし合わせても納得の出来る事ばかりではないでしょうか。
しかし、便利さや時間に追われ、なかなか習慣化できないのが問題です。
この問題解決に大切なことは、『目的をもって始める』です。
最期の日まで自立した生活を送る事で、あなたにとってどんな良いことがありますか？そしてあなたかかわりのある方々には？
この答えが目的であり、健康習慣はそのための手段となります。
つまり、「健康のために」という動機で始めても長続きしないということです。
かっこよく言うと、考えの中でBE（どうなりたいか）→DO（やる）→HAVE（得られる）の順番が大切
例えば、
生涯働きたい→健康習慣に取り組む→最期の日まで自立した生活を手にする。
ひとまずDOから始めても瞬発的なやる気(テンション)では長続きしません。
BEへの持続的なやる気(モチベーション)が習慣化のコツと言えます。
まず、何のためにやるのかを明確にして、出来ることから始めてみるのがお勧めです。
まずはやってみて、できないところを考え直すのもありです。
今年もはじまったばかりです。年末をめやすにしても修正が効きます。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
良い1日をお過ごしください。
